ボランティアの所で眼球が飛び出し摘出手術を受けることになりました
退院時からママのお家に 心臓が悪いから毎日薬を飲まなくてはいけないんだって それをボランティアの人に話したら 「薬は飲みきったらもう止めて もし、発作が起きてもそのままほっておいて」と言われママはこの人に返したら私が殺されると思い ママの家の仔にして 綿飴(キャンディー)と名づけてくれたんだ
毎日お薬を飲んで穏やかに暮らしていたんだけど 年を取り過ぎていたんだね 突然、発作が起き急いで病院に飛んで行き即日入院。意識がもうろうとしていたみたい
2日後、静かに虹の橋を渡って行ってしまったんだ。
ごめんね
もっと、楽しい思いさせてあげられなくて
茶渡泰虎がこの家に来た後 入れ替わり立ち替わり13匹のワンが里親待ちの一時的に居候
僕もその一匹だったんだ
僕が家のいろいろな所に激突するのでママが近所の病院に連れて行ってくれ それでも心配で中野にある眼科に電車に乗って行ったんだ
僕はわかっていたけどママは知らない事
僕 目が生まれつき見えないんだ
ママはせめて明るい暗いだけでも わかっていて欲しかったみたいだけど
先生のはっきり言われ 泣きながら帰ってきたね
みんなと一緒だから大丈夫だよ
何回もボランティアの人に反対され でも,諦めないでくれたから
僕はこの家の子になれたんだよ
この家では新人 でも、ワンの中では長老
運動不足にならないように 僕もスイミングに通わされたんだ
初めは 何が起こったかわからず 死ぬかと思った
今はスタッフの皆が好くしてくれるから お散歩と同じくらい大好きなんだ
皆にも見せたいよ
ボランティアさんの所からこの家にやって来ました
アニメの『ブリーチ』が好きなお姉ちゃんが僕の名前を茶渡泰虎(さどやすとら)と名付けてくれました
チョッピリいたずらでおしっこバカな天真爛漫な僕
この家に来て半年が過ぎようとした頃 ママの椅子から寝ぼけて落ち 慌てたママは病院に僕を連れて行ったんだ レントゲンを見て先生が「レッグヘルペスです 手術しないと壊死してしまう」と言われママは信じられませんでした 次の日 別の病院へ行きまたレントゲン 結果は同じ診断でした ママは直ぐに手術することを決め 僕は何が何だかわからないまま入院 手術 家に帰るまで病院のお友達と楽しく過ごしていました
ママは毎日ご飯を差し入れてくれ 友達が心配だからすぐに 病室に戻っていたんだ
家に帰ってリハビリが始まり 毎週スイミング その時はまだ自転車で片道50分 まろと僕を連れて行ってくれたんだ 日に日に筋肉も付き 今は月一で通っています(まろはダイエットだけどね)
僕 スイミングに行くのが待ちどうしいんだ いろんなお友達に会えるから お兄さんもお姉さんもやさしいんだよ
僕ほどマッチョなヨーキー 見たことないでしょ